メタボリック症候群(肥満)と薄毛の関係性

メタボリック症候群(肥満)と薄毛の関係性

実は、薄毛になりやすいこととメタボリック症候群には関係性があります。

一見肥満には見えないのですが、お腹だけがぽっこりしている人などはメタボの疑いが高いといわれています。明らかに見た目に出ている肥満は、皮下脂肪型肥満といい、メタボリック症候群とはまた違います。

平成17年に厚生労働省が行った国民健康・栄養調査によると、0~74歳の男性のうち2人に1人、女性では5人に1人がメタボの可能性が高い人、または予備軍とされています。それらの人は、心筋梗塞や脳卒中、糖尿病などの成人病を引き起こす可能性が高いとされています。

主に肥満は、中性脂肪が多くなるため、血液がドロドロとした状態になり、新陳代謝がうまく機能しなくなります。それらの状態が薄毛になりやすい状況を招いてしまうのです。

メタボリック症候群と薄毛の関係性

メタボリック症候群や肥満体質の方は、頭皮が皮脂の過剰分泌でベタベタになったり、脂漏性脱毛が起きたりしてしまいます。

それは、頭皮が身体の先端部分にあることから、血中がドロドロした状態になると頭皮まで必要な栄養や酸素が届きにくくなるからです。また、頭皮の皮脂分泌量が多くなってしまうため、頭皮が脂っぽくなり、皮脂が酸化してしまうことから、毛穴が皮脂で詰まりやすくなります。

そのため、頭皮環境が悪化することや頭皮へうまく栄養が行き届かなくなることから、毛母細胞の活性化が行われなくなり、薄毛につながるといえます。

メタボリックシンドロームの診断基準

以下に、メタボリック症候群の診断基準を記載します。メタボリック症候群が気になる方は参考にしてください。

  • 【内臓脂肪蓄積】
  • ウエスト周囲径*
  • 男性:85cm以上
  • 女性:90cm以上
  • *内臓脂肪蓄積(男女ともに)100cm2に相当
  • 【脂質異常】
  • 中性脂肪(高トリグリセリド血症):150cm以上
  • HDLコレステロール:40mg/dl未満
  • 【高血圧】
  • 最高(収縮期)血圧:130mmhg 以上
  • 最高(拡張期)血圧:85mmhg 以上
  • 【高血糖】
  • 空腹時血糖値:110mg/dl 以上
参考:メタボリックシンドロームの診断基準

メタボリック症候群と薄毛を改善する方法

これまでの説明で、メタボリック症候群が薄毛と何やら関係がありそうだということがわかりました。

メタボリック症候群を改善することは、薄毛を改善するとも考えられます。また、その逆も然りです。

共通した原因には、主に生活習慣の乱れが挙げられます。ここでは、主な対策方法と薄毛を改善する方法を挙げていきます。

食生活の改善

食生活の乱れは、メタボリック症候群や薄毛の共通した原因のひとつとしてあげられます。ポイントは血液中のドロドロを改善することです。

まずは、油が多い食事を減らすことから始めましょう。食べ過ぎや、カロリーが高い食事、スナック菓子などの偏った食事もほどほどにしましょう。とくに炭水化物、糖分の摂り過ぎに注意です。

食事は、体内の細胞に栄養を届けることができる唯一の方法です。和食をチョイスするなど栄養バランスの取れた食事を心掛けましょう。

適度な運動

運動不足は、脂肪が燃焼されにくく、中性脂肪が蓄積されてしまう原因になります。また、血行不良になりやすく、薄毛の原因にもなりえるため、適度な運動を心掛けましょう。

まずは、身近なところからはじめてください。電車やバスを使う方は、帰りに1駅分歩いてみたり、エレベーターやエスカレーターを使わず階段で上がったりするなど、普段より歩くことを心掛けてください。

適度な運動は、ストレス解消にもなり、血行促進をすることができます。20分以上歩くことで脂肪が燃焼されていくので、普段の生活にとりいれられる方法で行ってみてください。

適切なシャンプー

メタボリック症候群の方は、皮脂が過剰に分泌されることからベタベタとした頭皮になりやすいです。そこで対策になりえるのが、シャンプーの仕方を見直すということです。間違ったシャンプー方法により頭皮の皮脂を落としすぎてしまい、皮脂分泌を招いてしまうこともあります。

こちらでは適切なシャンプー方法をご紹介したいと思います。シャンプー前に行っておきたいのがブラッシングと入浴です。

まずは、髪を洗う前にブラッシングすることで、埃や汚れを落とすことによって毛先のもつれを防いで、頭皮をほぐすことができます。また、入浴して身体をあたためることで、頭皮の汗や皮脂を浮かせることができます。それでは、以下のようにシャンプーを行っていきましょう。

1.ぬるま湯で髪を濡らす

シャンプー前にぬるま湯(38度~40度)で、髪を濡らしていきましょう。皮膚の汚れのほとんどは、40~44度で落とすことができるといわれています。あまり熱い温度だと皮脂を取りすぎてしまうので、ぬるま湯が適温です。頭頂部から首辺りまで、念入りに時間をかけてお湯で洗っていきましょう。

2.地肌を優しく洗う

シャンプー剤は、手でしっかり泡立ててから頭全体につけていきましょう。シャンプーをするときは、指の腹を使って、地肌を中心に揉みこむように洗っていきましょう。皮脂は簡単におちてしまうものなので、地肌をやさしくしっかり洗うことが大切です。

3.すすぎは時間をかけて

シャンプーが終わったら、シャワーですすぎましょう。ここできちんと流さないと頭皮にシャンプー剤が残って、かゆみやフケに繋がります。洗った倍の時間をかけて頭全体をしっかり洗い流しましょう。髪の毛だけでなく、頭皮もしっかり洗い流しましょう。

おわりに

メタボリック症候群は、中性脂肪がつきやすく、落ちやすいともいわれています。そのため、原因となる生活習慣を少しずつ改めることで、少しずつ血液循環もよくなり、薄毛対策につながります。

最初は大変ですが、生活習慣をいい方向へ継続して見直していきましょう。

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