【第3回】円形脱毛とストレス

円形脱毛とストレス

前回お話ししたように、私は円形脱毛には自律神経が深く関係すると考えていましたから、自律神経説の支持者です。

しかし、研究と経験を重ねて行くと、自律神経だけで片付くほど簡単なことではないということが分かりました。問題は、なぜ自律神経が不調になるのかという入り口(原因)と、その結果どうなるのかという出口(結果)です。

調べていくうちにだんだん分かってきたのは、心とストレスと自律神経の問題でした。

ポイントはストレス説・自己免疫説・自律神経失調説の3つ

脱毛症の五つの原因論をもう一度見てみましょう。

円形脱毛症の原因は「遺伝説」、「ストレス説」、「自己免疫説」、「自律神経失調説」、「アレルギー説」とばらばらな状態ですね。円形脱毛症を研究してきた多くの先生が、脱毛症と関連している要素を追求してその人なりに因果関係を見つけて出した原因論で、どれもそれなりの理屈があります。盲目の人が寄ってたかって象さんを触り、象とはこういうものだと主張したという話がありますが、よく似た話だと思います。

自己免疫説とアレルギー説は生体の免疫反応ということで、同じカテゴリーとして考えると「ストレス説」、「自己免疫説」、「自律神経失調説」がポイントになります。

遺伝説はどうしたの?

「男性型脱毛は遺伝的なものがとても強調されるのに、円形脱毛では関係ないの?」というような疑問も出るかと思います。

確かに男性型脱毛では親子に遺伝するように父親と同じ運命をたどる方が多いことは事実です。しかしこれはあくまで普通の成り行きのなかで起こることです。円形脱毛は急激に起こる病気(病的状態)ですから、分けて考える必要があります。

調べてみると、確かに親が脱毛症になったことがあるという方も少ないですが一定の確率でいますし、一卵性双生児の両方が円形脱毛になったという事例もあります。そうしたことから考えると、将来、毛髪の遺伝子研究が進みips細胞で毛髪を再生することも可能になるのではないかと思います。

円形脱毛の原因

それは置いておいて、円形脱毛の原因についての話を進めましょう。「円形脱毛症は心身症である」と古くから言われているといいましたが、心とストレスと病気の関係をどう考えたら良いのでしょうか?

これはなかなか難しい問題でした。皮膚科の「円形脱毛の治療指針」を見てみるとその難しさがよくわかります。前回も載せましたが、大切なところなのでもう一度見てみましょう。

8.AA発症と精神的ストレス(AAとはAlopecia Areata=円形脱毛症の略)

AA発症に精神的ストレスが関与するとの説が流布している。また、一般診療で、精神的ストレス後に脱毛を生じた症例を経験する機会もあるが、全くその関与を自覚しない患者も多い。精神的ストレスの関与を論じる際の問題点は、ストレスの定義および科学的根拠に基づく評価法が曖昧なことである。

(中略)

臨床的観察から精神的ストレスの関与が明らかな症例群の抽出が困難なためか、今もってAA発症と精神的ストレスとの直接の関連性についての科学的根拠は乏しい。医師が個々の患者の精神的背景因子を見出し、治療に生かす工夫・努力は望まれるが安易にAAとストレスの関与を唱えるべきではない。ストレスの定義および科学的根拠に基づく評価法が曖昧なことである。

ということです。

「精神的ストレスの関与を論じる際の問題点は、ストレスの定義および科学的根拠に基づく評価法が曖昧なことである。」

これは当然の事で、精神的ストレスを評価することはとても難しいのです。この理由もそのうち説明することにいたしましょう。そして、この一文です。

「臨床的観察から精神的ストレスの関与が明らかな症例群の抽出が困難なためか、今もってAA発症と精神的ストレスとの直接の関連性についての科学的根拠は乏しい。」

ということで、ストレスが関与しているかどうかの科学的根拠が得られないので、ストレス説は認定しないと言うとても一方通行な判断をされています。

しかし、毎日の生活において、はっきりストレスだと断定できることがどれくらいあるでしょうか。ある人に取ってストレスと感じることが、他の人は良いプレッシャーとなることなどいくらでもあります。動物実験のように均一ストレスなど作れるわけがないのです。

「医師が個々の患者の精神的背景因子を見出し、治療に生かす工夫・努力は望まれるが、安易にAAとストレスの関与を唱えるべきではない。」

安易に円形脱毛の原因はストレスですと言ってはいけないと言いながら、精神的背景因子を見いだす努力は望まれるというのです。何とかストレス説を広めないようにと、苦し紛れの文章だと思います。そんな皮膚科学会の方向性に惑わされてカッカとしてはいけません。

ストレスを測る「波動の器械」との出会い

ストレスを直接測ることはできないだろうか?と探し求めていた時に、ある本でストレスを直接測定する器械があるという記事に出会いました。そんなことができるはずはないと疑いつつ、もし事実ならという期待で揺れ動く日々が続きました。

その会社に何度も足を運び、使い方を学び、1年後にやっと決断して買ったのが、「波動測定器MRA-1(磁気共鳴分析器)」というものです。その器械を使えるようになるまで3カ月かかりましたが、何とか物にして臨床で使い始めました。これが波動の器械との出会いです。

その器械もしばらくして手に入らなくなり、新しく「AcuproV」という器械に変わって現在に至っています。

エネルギー測定器判定基準

波動測定器で何が計れるのかというと、物質のエネルギーを6段階で判定できます。また、主に人に対して、いろいろなエネルギーを付加すると反応が出るのです。

例えば、バッチフラワーというフラワーエッセンスがあるのですが、コードのエネルギー(マイナスの意味を持っています)を付加して反応があるかないかを見ることで、ストレス状態かどうかを判定できるのです。

おわりに

このような不思議な器械に出会って私のエネルギー療法は飛躍しました。なぜならこれまでどのような方法でも直接心のストレスを検知したり、エネルギーのレベルを測ったりすることはできなかったからです。

エネルギーが瞬時に変化することを数値で表せるようになったので、心の動きとエネルギーの関係が明白になりました。

著者情報

永野剛造(医学博士・日本自律神経病研究会理事長)

永野先生

昭和50年:慈恵医大卒業・麻酔科研修開始
昭和52年:慈恵医大麻酔科入局
昭和59年:富士中央病院麻酔科部長
昭和62年:慈恵医大皮膚科入局
平成3年:同退局
平成4年:永野医院を開業し、現在に至る

  • ・円形脱毛症などの脱毛症やアトピー性皮膚炎などを、西洋医学と針などの東洋医学を併用して治療にあたっている
  • ・16年前から安保徹先生、福田稔先生と自律神経と免疫の研究を行い、現在、「自律神経病研究会」の理事長をつとめる
  • ・独自の波動測定によりエネルギーの研究、治療を得意とし、脱毛症の治療に特別な成績を残している。

 

免責事項
本稿で引用されている専門家や組織の見解と意見は、あくまでも各自のものであり、必ずしも属する機関や協会、またディーエムソリューション株式会社の意見を代表するものではありません。 本記事に記載されている情報は、他の専門家によるアドバイスとは異なる可能性があります。特定の健康上の懸念がある場合は、個別事象の専門家に直接ご相談ください。

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