【第21回】子供の円形脱毛症

【第21回】子供の円形脱毛症

前回は"自然治癒"に向かっている患者さんの様子を紹介しました。念のため、「自然治癒とは?」をもう一度説明しますね。

人間には病気になった体を自然に治癒できる能力があって、私はこれを「体の健康を守る仕組み」として解説してきました。

病気になるということはこの仕組みを超えるほどの負荷がかかったということです。東日本大震災の大津波のイメージがこれです。
大津波でなくても、身体を守るための3重から成る防壁のどこかが、弱っていたらもっと小さな津波でも同じことが起こるのですね。

多くの病気、特に円形脱毛症は「自覚のないような負荷が3カ月くらい続いたのちに発症することが多い」ということです。まさに3重の防壁のどこかが弱って発症した病気だと思います。

それではどこが悪いかと言えば肉体ではなくエネルギー体ということです。逆に言えば、エネルギー体≒心を調整して防壁を直すのが一番です。
これによって誘導された治癒は医療行為をしていませんから自然治癒です。

自然治癒とは「体の守る力を正常にすることで、体が健康な状態に戻る」ということなのです。

子供の円形脱毛症と心(以下、お便りの全文)

子供で肉体的に問題のある患者さんはいません。ほとんどがエネルギー体の問題と考えて良いと思います。
つまり心の問題が大きいということです。

子供も社会(家庭、学校、塾、クラブなどが子供の社会です)生活の中でいろいろなストレスを受けますが、未熟なためにこなしきれないことがあると、脱毛という形になって現れるのです。

あるお母さんが、皆さまのお役に立てるならと経過について報告してくださいましたので、ご紹介します。

辛かった学校生活、そして永野先生との出会い

9歳、小学3年女児の母です。
私たちは、2016年6月より永野先生の波動による治療を受けております。これまでの経過をお伝えすることで、同じ境遇である方の少しでもお役に立つことができればと寄稿させていただく次第です。

一年前の初診の頃、娘の症状は、5歳目前に多発型脱毛症を発症し、一度は寛解したものの再発し、患部が融合し大きく毛髪が抜け落ちた状態で、ウィッグで学校生活を始めた時期でした。

先生の元を訪れたきっかけは紹介によるもので、長年通い続けた大学病院での治療に限界を感じ、一進一退の繰り返す症状に長いトンネルから抜け出せない焦りから、わらにもすがる思いで訪ねたことを記憶しています。

まずは発症した当時からさかのぼってみます。

2013年2月 後頭部に2カ所、直径2、3cm程の円形脱毛を発見。場所を変えて、次々に脱毛箇所が増える。専門外来のある大学病院を受診。
2013年5月~11月 勢いはないが、ジワリジワリと侵食されるように脱毛が進行。このままどこまで広がっていくのか、いよいよ脱毛箇所を結わき方で隠すことも難しくなってきた。
2013年12月 脱毛が治り、白い産毛から黒い毛になり勢いよく順調に脱毛部が回復する。回復のスピードが速い。一方、多発性が繰り返しやすい傾向があるとも聞いていて、再発の不安が拭えない。
2014年9月 ひとつ治ってはまた別の場所にできるを繰り返し、この時期から悪化が進む。再発を実感する。
2015年4月 小学校入学。娘にとっては大きな試練の時。周囲との違いにも気がつくであろうこの時期、家族で乗り越えること、折り合いをつけて強く生きることを強く意識したとき。
2016年5月 悪化がもっとも進行した時期。肌が見えてしまうことを涙ながらに訴える娘の頭に繊維のパウダーをふりかけて、ヘアピンを異様なほどにつけて髪を固定。上級生からもひそひそと話題にされ、泣いて帰る日々。
2016年6月 永野医院を訪ねる

娘と共に訪ねた初診の日は、治療の方針を丁寧に説明してくださいました。先生の治療の方針に理解、納得しました。

とにかくこの病には家族で向き合うことが大切とのことで、特に母親の接し方が大きく作用することにも触れられました。先生の方針は西洋医学を受けた時には聞くことのなかった、発症の背景に向き合うことを主眼におくものでした。

初診時に娘に対して、「大丈夫。必ず治るよ。」とおっしゃる先生の言葉に大変救われました。正直、効果をみるまでは全てに理解があったわけではありませんでしたが、私自身にも心にストンとおちました。
まずは波動を測定、修正をしていただき波動水、育毛剤、シャンプーで日々の管理を行ってきました。

効果として現れたのが、抜け毛が止まったことでした。広く抜け落ちた箇所が、時間はかかったものの、回復の過程でもぶり返すことなく、埋まってきたのです。

今もなお新しくできる箇所もありますが、連鎖的に大きく広がることはなくなりました。現在は、おかげさまでウィッグを外し登校するまでになりました。

子供とともに親も育つ

ついつい症状に一喜一憂してしまいがちですが、プラス思考に立て直し、波動水で効果を得たことに自信をもって、母親自らが不安にならないように努めています。
これまでは私の不安を感じ取り、娘が萎縮していたことも、今になれば先生からいただいた大切な気付きです。

先生のもとを訪れたことをきっかけに娘は、親に全てを委ねる自分から、自分の力で前向きに、何にでも気後れすることなくトライする自分へ変わろうと頑張っています。

母である私は、常に先回りして子供に手を貸す親から、子供の力を信じ、見守る子育てができるよう少しずつでも変わらなければと思う日々です。【完】

2016年6月

【初診28年6月】

2016年11月

【28年11月】

写真はこの後撮っていませんが、29年11月に一年ぶりに拝見しました。
ウイッグはなしで大丈夫。本当にもう一歩のところに来ています。

おわりに

子育ては簡単ではありません。
子育てには全く同じサンプルはないですから、常に道無き道を切り開いていくという覚悟で進まなくてはいけないと思います。

その中で、子供の成長とともに親も成長していく覚悟が必要です。お子さんが円形脱毛という神(髪)さまの知らせを示してくれたことに対して、このお母さんは謙虚に学んでいます。

とても素晴らしいことだと思います。みなさまのお役にたつならと、詳細な報告をしていただいたお母さまに感謝します。
ありがとうございました。

著者情報

永野剛造(医学博士・日本自律神経病研究会理事長)

永野先生

昭和50年:慈恵医大卒業・麻酔科研修開始
昭和52年:慈恵医大麻酔科入局
昭和59年:富士中央病院麻酔科部長
昭和62年:慈恵医大皮膚科入局
平成3年:同退局
平成4年:永野医院を開業し、現在に至る

  • ・円形脱毛症などの脱毛症やアトピー性皮膚炎などを、西洋医学と針などの東洋医学を併用して治療にあたっている
  • ・16年前から安保徹先生、福田稔先生と自律神経と免疫の研究を行い、現在、「自律神経病研究会」の理事長をつとめる
  • ・独自の波動測定によりエネルギーの研究、治療を得意とし、脱毛症の治療に特別な成績を残している。

 

免責事項
本稿で引用されている専門家や組織の見解と意見は、あくまでも各自のものであり、必ずしも属する機関や協会、またディーエムソリューションズ株式会社の意見を代表するものではありません。
本記事に記載されている情報は、他の専門家によるアドバイスとは異なる可能性があります。特定の健康上の懸念がある場合は、個別事象の専門家に直接ご相談ください。

検討リスト: 0 件
開く
全クリア
TOP