【第14回】自律神経免疫理論と円形脱毛③

【第14回】自律神経免疫理論と円形脱毛③

前回は社会保障費の激増の現状と、将来の見通しについて詳しくお話しました。

その結果、必然的に「自分の体は自分で守る」という発想の転換が起こるであろうという予測を込めて、「自律神経病」の考え方を理解しておくことが必要であるという考えも述べましたね。

もちろん、自律神経病の代表が円形脱毛であるという考え方に基づいての話です。

今回は、安保先生の考え方の進化についてもう一つ突っ込んでみましょう。

いくら天才とはいえ、努力と経験なしでは新しい発想が生まれることはありません。その発想の進化を追うと何かのヒントが得られるかもしれませんからね。

話題になっている将棋の藤井聡太四段は間違いなく天才ですが、どうして天才になったのかをテレビが面白おかしく話題にしていました。そのような番組を見た方も大勢いると思いますが、毎日毎日の積み重ねが天才を作ったということがよくわかりました。

人生観を変えることでガンすらも克服できる?

さて本題に戻りましょう。
安保先生の考え方の進化はどのように起こったかについてです。われわれ凡人にも参考になると思います。

安保先生はご自身が確立した「自律神経免疫理論」を少しでも広めようと、依頼された講演会はほとんど断らず引き受けていました。そうこうしているうちにがんの患者の会などとの交流も深まり、余命宣告されたがん患者が生還している症例にたくさん出会ったようです。

安保先生はがん生還者との対話の中で、そのほとんどが「人生観を変えたことでガンを克服した」という話を聞くうちに、自律神経と免疫だけの関係ではガンを消滅させることはできないと考えられるようになりました。

それに加えて、その人の心の問題が重要だと認識されたとのことです。それが何年前からのことか定かではありませんが、ある時期から心の問題を強く示唆されるようになりました。

「病気を作るのは、間違った生き方をしてきたからさ~。それを変えなきゃダメだよ~」このような話が毎回のように聞かれました。「間違った生き方が病気を作る」これが病気の本質だと会う人ごとに話していました。

生活を変えること、それすなわち人生観を変えること

例えば、睡眠不足、働きすぎ、お酒の飲み過ぎ、偏食、これらを直しなさい、ということはその人の生き方革命をしなさいということです。

そうはいっても「病気になったら病院で薬をもらって治す」という考えに洗脳された人には、このようなことをいくら言っても通じなかったのです。

最近、安保先生の理論を理解し、「病気は自分で治す」という意識を持つ人が増えてきたのは、安保先生の地道な活動が徐々に実ってきたからだろうと考えています。生活の仕方を直すということはその人の人生観を変えることになります。

人生観を変えるということは「心」の問題に踏み込まなければなりません。

このような考え方で進んでいった結果、肉体の最小単位である白血球と免疫ということから始まった研究は、病気と自律神経に進化し、最後は肉体を突き破って心と生き方に行き着いたのです。

「治療の家」で考える人間の健康

言葉では理解しにくいと思いますので、私がいつも使う図で示しましょう。図は「治療の家」と言っているものです。

治療の家

病気を治すことは、家を建てることにつながります。家を建てるときにまず考えることはなんでしょう。その家の土地を考えますね。

液状化しやすいところ、活断層の上、崖崩れが起きる可能性のあるところ、昔沼地や田んぼであったところには家を建てませんね。土地がしっかりして安定していることが大事です。病気を治すにも同じことが言えるということです。

次に、家のどだいです。これは生活の仕方が関わりますから、心とも密接に関係します。

「睡眠不足(夜更かし)」、「働きすぎ」、「大量の喫煙」、「飲酒」、「偏食」、「過食」、「運動不足」、これらは自身の生活習慣と密接に関係していますが、悪い習慣を止めようと言う意思(心)が必要です。

こうしてみると、生活習慣病と言われる高血圧、糖尿病、高脂血症、脂肪肝などは家を建てるためのどだいがガタガタになっていると理解ができます。自律神経病研究会の考え方とは、このように、なぜ病気になるかをみなさまに理解していただき、病気の根っこの部分からよくしていきたいというものなのです。

「病気になったら薬で治せ」は間違っている

次に進みましょう。医療はその上に乗った家といえばわかりやすいでしょう。どんな家を建てるかは各自の自由です。

洋風の西洋医学が良いのか、和風の東洋医学系が好きなのか、それは自由に選べば良いですね。できたら必要に応じて西洋医学と東洋医学を使い分けるのがベストだと思います。

緊急的な肉体の異常には西洋医学が適しています。東洋医学が好きだからと言って、血圧が200以上あるのに漢方だけで治そうとするのは非常に危険です。

血糖値が500あるのに薬は使わないで気功で治そうと言うのも危険です。肉体の異常は西洋医学で直せば良いと思います。そして一時的に病状を抑えたらその原因を根っこの部分から治していくことです。

反対に、慢性的な病気は薬だけでコントロールしようとするより、東洋医学的な治療が有効な場合が多いと思います。

一番多い間違いは、「病気になったら医者に行って薬で治せ」から抜け出せないことです。土地も考えず、家のどだいがどうなっているかも確認せず、いきなり医療に頼る人です。

これでは家を建てるのと全く逆の行き方だと思いませんか。いきなり「この洋風の家が良い」と言って、土地もどだいのチェックもせずに家を買う人です。このような家の買い方をする人は、大抵あとで「失敗した」と後悔するのだと思います。

「波動療法」は円形脱毛にもっとも適している治療方法

土地の整備をするのに一番適した方法が波動療法だと思います。波動療法はエネルギー体を治療する方法です。

治療の家でいう土地の状態をよくすると思ってください。オーラは見える人もいるようですが、私には見えませんので、機械を使って手探りで治していくのです。

具体的に述べたいところですが、エネルギーを治すと言っても簡単には理解できないと思いますので、次回詳しく説明したいと思います。

おわりに

長年円形脱毛を治療してきて、エネルギー体というのはその人の「体のもとの型」だということがわかってきました。

エネルギー体を直さないと、脱毛症が良くならないとか、せっかく治ってもちょっとしたことで再発してしまうなどの現象が起こりやすいのです。

次回はその点も含めて波動療法について書いてみたいと思います。

著者情報

永野剛造(医学博士・日本自律神経病研究会理事長)

永野先生

昭和50年:慈恵医大卒業・麻酔科研修開始
昭和52年:慈恵医大麻酔科入局
昭和59年:富士中央病院麻酔科部長
昭和62年:慈恵医大皮膚科入局
平成3年:同退局
平成4年:永野医院を開業し、現在に至る

  • ・円形脱毛症などの脱毛症やアトピー性皮膚炎などを、西洋医学と針などの東洋医学を併用して治療にあたっている
  • ・16年前から安保徹先生、福田稔先生と自律神経と免疫の研究を行い、現在、「自律神経病研究会」の理事長をつとめる
  • ・独自の波動測定によりエネルギーの研究、治療を得意とし、脱毛症の治療に特別な成績を残している。

 

免責事項
本稿で引用されている専門家や組織の見解と意見は、あくまでも各自のものであり、必ずしも属する機関や協会、またディーエムソリューションズ株式会社の意見を代表するものではありません。 本記事に記載されている情報は、他の専門家によるアドバイスとは異なる可能性があります。特定の健康上の懸念がある場合は、個別事象の専門家に直接ご相談ください。

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