【第25回】ちょっとひと休み(カメラの話)

【第25回】ちょっとひと休み(カメラの話)

自分の(壮年性)脱毛との戦いを2回紹介しました。

皆さんが、1年間の治療効果をどのように評価されたか存じませんが、自分としては、できるだけ客観的に紹介したつもりです。

円形脱毛症になって、あるサロンに行ってしまい、半年で100万円のローンを組まされ、更に、あと半年はかかるからと延長を勧められたという不運な方もいらっしゃいます。

全ての会社(ヘアサロン)が高額ということではないと思いますが、くれぐれもご注意ください。

もう一点は、前回も書きましたが、毛髪を再生する(産毛が出て来る)には最低半年はかかるという認識をもってください。

私の発毛大作戦は自分のノウハウを総動員したもので、最善の方法を行って来たと信じていますが、それでもやっぱり7カ月くらいかかって、ようやく反応が出ました。

宣伝に踊らされないようにしてください。

技術の進歩とその実力

今回は、カメラの話をしてみたいと思います。

昨年iPhone10を購入しました。

写真がきれいに撮れると言う話を聞いて、4年ぶりに買い換えたのですが、とてもビックリしました。その話をしたいと思います。

1500万画素で見る世界

新聞によるとiPone10の写真は1500万画素ということです。

デジカメが出始めた頃は300万画素くらいだったと思います。

技術の進歩はすごいですね。

このことを知るまでは、何年も前から使いつづけていたかなり接写能力の高いデジカメを使っていました。

ところがiPhone10の1500万画素の話を聞いてから、試しに患者さんの写真をiPone10で撮ってみました。

これがすごい!!!!

クッキリ、はっきりと毛穴までしっかり分かるのです。

これまで毛根部の観察は特殊な接写用カメラで撮っていたのですが、その必要がないくらいきれいに撮れるのです。

その結果を紹介したいと思います。

30代 全頭脱毛の症例

30代女性で全頭脱毛症、初診は27年4月です。

10年くらい前から脱毛を繰り返していました(仕事が大変だったようです)。出産後にはよくなったのですが、仕事に戻ってから全頭脱毛になったという方です。

仕事が大変で繰り返していたのが妊娠の休暇で改善、ところが仕事に戻ったら、仕事のストレスに子育てのストレスが加わって激しい反応となり全頭脱毛になったということですね。

28年の1月に2回目の波動療法を行い経過を見ていたところ、初診から1年たってようやく産毛が出てきました(28年4月)

全頭脱毛のようにひどいダメージを受けていると、産毛が出るまでに1年くらいかかることはよくあります。

それからどんどん回復すると思ったのですが、遅々として進まずでした。

月に2~3回くらいのペースで治療に来られましたが、回復が遅いということで、29年7月に3回目の波動治療を行いました。

30年の1月にようやく改善がはっきり分かるようになったので1月27日に写真を撮りました。ここまで来るのに2年9カ月かかってしまいましたが、「ようやく目途がたった」と患者様とも喜んでいます。

写真だけ紹介しようと思ったのですが、経過が大事だったので、初診からの経過を紹介しました。

【第25回】ちょっとひと休み(カメラの話)-1
【第25回】ちょっとひと休み(カメラの話)-2

左が初診時(27年4月)、右が最新(30年1月)の写真です。

ところで話題は携帯カメラの精度でしたね。

同じような場所を拡大してみたのですが、毛穴が黒くなっているのがはっきり見えるし、毛の長さもはっきり分かります。

カメラが素晴らしいと感激したのも分かっていただけると思います。

【第25回】ちょっとひと休み(カメラの話)-3
【第25回】ちょっとひと休み(カメラの話)-4

左が初診時(27年4月)、右が最新(30年1月)の写真です。

高精度な携帯カメラによって分かった新事実

70代 壮年性脱毛の症例

次は70代の壮年性脱毛の方です。

最近は月に1回の治療ですが、20年以上かかさずに治療を続けています。

10年前(平成20年)に撮った写真です。

右はその時の接写写真です。短毛がかなり出ているのが分かります。

でもそこからなかなか伸びないのですね。

(写真は頭頂部もありますが、後ろからの写真だけ紹介します)

平成20年(右は同じカメラで接写したものです)

【第25回】ちょっとひと休み(カメラの話)-5
【第25回】ちょっとひと休み(カメラの話)-6

プロペシアも発売された時から服用されていますが、あまり効果が出ているとは言えません。

ところが、バイタルウエーブを使い始めてしばらくたった時に、床屋が「毛が伸びているけど、何かしましたか?」と聞いてきたそうです。「もちろん何も答えませんでしたよ」とニッコリしていたのが印象的です。

10年前と現在の比較

左は10年前の写真です。

右は29年12月になって驚くほど新芽が増えてきたので撮った写真です。

生え際に白髪がたくさん出ているのが特徴的です。

【第25回】ちょっとひと休み(カメラの話)-7
【第25回】ちょっとひと休み(カメラの話)-8

左が平成20年の写真、右が平成30年の写真です。

写真の解像度では、それほどの差はないようなので、拡大した画像で局面の違いを見ましょう。(以下は上の写真を一部拡大)

【第25回】ちょっとひと休み(カメラの話)-9
【第25回】ちょっとひと休み(カメラの話)-10

左が平成20年の写真、右が平成30年の写真です。

今回は、白髪ではありますが新しい毛が生えていて、生え際の様子が変化していることが分かります。

よく見ると生え際だけでなく脱毛部にも白い短毛が出ていること分かります。

         

10年前と比較してカメラの性能を見ようと思って撮影した写真ですが、70歳超の男性脱毛に変化が出たということが確認されたのは望外の収穫でした。

iPhone10と接写機能の高いデジカメでそれほど大きな違いがない(むしろよりクッキリ)というのは私には驚きでした。

これからは全てiPhoneで撮ることにします。

おわりに

カメラの性能の話をしようと思って写真を撮ったのですが、患者さんの症状の変化を捉えることができてよかったと思います。

70歳くらいになっても毛髪は再生できる(私は3月で68歳です)と言いたいです。

次回は最終回です。

最後に私の「発毛大作戦」の結果をご報告したいと思います。

著者情報

永野剛造(医学博士・日本自律神経病研究会理事長)

永野先生

昭和50年:慈恵医大卒業・麻酔科研修開始
昭和52年:慈恵医大麻酔科入局
昭和59年:富士中央病院麻酔科部長
昭和62年:慈恵医大皮膚科入局
平成3年:同退局
平成4年:永野医院を開業し、現在に至る

  • ・円形脱毛症などの脱毛症やアトピー性皮膚炎などを、西洋医学と針などの東洋医学を併用して治療にあたっている
  • ・16年前から安保徹先生、福田稔先生と自律神経と免疫の研究を行い、現在、「自律神経病研究会」の理事長をつとめる
  • ・独自の波動測定によりエネルギーの研究、治療を得意とし、脱毛症の治療に特別な成績を残している。

 

免責事項
本稿で引用されている専門家や組織の見解と意見は、あくまでも各自のものであり、必ずしも属する機関や協会、またディーエムソリューションズ株式会社の意見を代表するものではありません。
本記事に記載されている情報は、他の専門家によるアドバイスとは異なる可能性があります。特定の健康上の懸念がある場合は、個別事象の専門家に直接ご相談ください。

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