【第16回】波動療法と円形脱毛②

【第16回】波動療法と円形脱毛②

前回は波動測定の三本柱にもう一本の柱を加えたという話をしました。外界と接してバリアーの役を担っている皮膚と粘膜の測定です。バリアーに弱いところがあるとき、何かの加減で全体のエネルギーが落ちるとバリアーのパワーが落ちてしまうので、そこから侵入されるのです。

東洋医学ではこのような状態を「外邪(がいじゃ)」が侵入したといいます。「アトピー性皮膚炎」、「胃十二指腸潰瘍」、「潰瘍性大腸炎」などの病気がこれにあたります。

逆に考えると体のエネルギーを上げて、弱い部分を正常にしておけば、これらの病気は自然に治っていくはずです。

エネルギーが落ちる原因は多くの場合ストレスだと繰り返して言っています。
ストレスがかかる→エネルギー(気)が落ちる→弱いところにトラブルが発生する(病気)、この流れが病気の本質です。本質を見誤らないようにしてください。

5本目の柱、ずばりキーワードは「肉体のストレス反応」

今回は、そのストレスに関連した第5の柱です。感情に関連してお話ししてきたように、「マイナス感情が病気の原因である」というエドワード-バッチ先生に共鳴しました。

そしてバッチフラワー理論を応用して、波動の器械でマイナス感情を消去することを研究してきました。
その結果、マイナス感情に悩む人たちから思わぬ効果があったと感謝されています。

5本目の柱は、やはりストレスに関することですが、肉体のストレス反応についてです。ストレスがかかると体はどのように反応するかという生理学の基本の話を紹介します。

セリエのストレス学説という生理学の基本中の基本というものがあります。詳しく知りたい方はネットでいくらでも調べられるので勉強してください。一つ、ピックアップするとすれば、「汎適応症候群 ~体はストレスにどう反応するか~」←こちらのサイトは読みやすいかもしれません。大ざっぱに説明しておきましょう。

セリエ先生は"汎(はん)適応症候群(ストレス学説)"という概念を打ちたてました。ストレスがかかると体はそれに適応しようとします。ネズミに強烈なストレスをかけた時の反応を観察して、反応を以下の3つの段階で分けました。

汎適応症候群の段階

画像:Body Integration Fitness

【第1段階】警告反応期

第1段階は「警告反応期」、ショック相と反ショック相に分かれます。
ショック相はショックを受けてダメージを受けた状態で、まだそれに対する準備ができていません。抵抗力は相対的に落ちますから一時的に生理機能は低下します。この段階は48時間以内とされています。

反ショック相は生体反応としてこのストレスに適応しようとする状態です。体の防衛反応が整備され、スクランブル状態になっています。48時間くらいから、ストレスに抵抗する準備ができます。自律神経やホルモンを通しての最大限の抵抗が始まります。

【第2段階】抵抗期

第2段階は「抵抗期」です。この抵抗期にもっとも活躍するのが副腎皮質を中心とする防衛軍です。ここで勝つか負けるかの勝負が決まります。

【第3段階】疲弊期

第3段階は「疲弊期」になります。こうなると体の抵抗力は弱くなって、すべての生理的機能が落ちてしまい、生体機能を失ってしまい、死にいたることになります。ネズミに激しいストレスを加えると、このような経過をたどることがわかり、セリエのストレス学説となりました。

この時、防衛隊の隊長が副腎皮質です。皮膚科で使うステロイドホルモンは副腎皮質から出るステロイドホルモンを合成したものですから、抗炎症作用がとても強いのです。副腎が懸命に戦うために肥大してきて、その他の免疫系は抑制されます。

抑制される免疫系の中心になるのが、胸腺という組織です。このようにストレスがかかると、自律神経、内分泌系が懸命に体を守ろうとします。

5本目の柱は「副腎」だった!

話が少し長くなりましたが、今回のテーマである5本目の柱についてに戻りましょう。もうお分かりと思いますが、5本目の柱は「副腎」です。ストレスがかかると副腎が過剰に働きますから無理がかかります。

ある時から、セリエの学説に従って副腎の波動を調べたら相当悪い状態だということがわかり、それ以来副腎の測定を第5の柱とするようになりました。重症の円形脱毛症や、アトピー性皮膚炎ではステロイドパルス療法が行われますが、これがかなりのダメージを与えています。

また抗がん剤の治療でも大抵の場合、例えばCHOP療法(シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン)に副腎皮質ホ ルモン)のように最後にPが入りますが、Pは副腎皮質ホ ルモンを表します。

抗がん剤治療は薬の副作用を緩和するために、ステロイドを使うことが非常に多いのです。これはステロイド剤の強い抗炎症作用が要因で、抗がん剤により組織が壊れて炎症反応が強くなりすぎることを防いでいるとも考えられます。

それに、ステロイドには抗ストレス作用があって、必須なのです。逆にいうと、ステロイドを使わなければ治療ができないというくらい、抗がん剤は体にひどい影響を与えるということです。

生命エネルギーは身体においてとても重要

抗がん剤の話になったついでに一つだけエネルギーと関連した話をしましょう。
抗がん剤の治療は、初回はよく効いてガンが小さくなることが多いと思います。つらい思いをすることはありますが、それでも小さくなって効果があるのですから、治療を受ける価値はあります。

しかし、2度、3度と繰り返すとあっという間にやせ衰えてきます。なぜかというと最初は生命エネルギーが残っているので耐えられるのですが、繰り返すとそのエネルギーも枯渇してしまいます。

そうなると、ガン細胞をやっつけているのか、正常細胞をやっつけているのかわからないような状態になってしまいます。ですから、化学療法を続けることはお勧めできないのです。

話はまたそれてしまいましたが、生命力そのものを改善する波動エネルギー療法は、徐々に理解されていくと思います。

おわりに

5本目の柱は副腎だという話ですが、なんとなく納得していただけたでしょうか。脱毛症の話よりも体を守る仕組みの話になってしまいましたが、5本目の柱の治療はとても有効なのです。

特にステロイドを大量に使った方は、副腎が萎縮傾向になりますから、副腎を正常化しておくことは脱毛症の治療にも絶対に欠かせないことだと思っています。次回は、波動療法を受けた患者さんからのメールを中心に話したいと思います。

著者情報

永野剛造(医学博士・日本自律神経病研究会理事長)

永野先生

昭和50年:慈恵医大卒業・麻酔科研修開始
昭和52年:慈恵医大麻酔科入局
昭和59年:富士中央病院麻酔科部長
昭和62年:慈恵医大皮膚科入局
平成3年:同退局
平成4年:永野医院を開業し、現在に至る

  • ・円形脱毛症などの脱毛症やアトピー性皮膚炎などを、西洋医学と針などの東洋医学を併用して治療にあたっている
  • ・16年前から安保徹先生、福田稔先生と自律神経と免疫の研究を行い、現在、「自律神経病研究会」の理事長をつとめる
  • ・独自の波動測定によりエネルギーの研究、治療を得意とし、脱毛症の治療に特別な成績を残している。

 

免責事項
本稿で引用されている専門家や組織の見解と意見は、あくまでも各自のものであり、必ずしも属する機関や協会、またディーエムソリューションズ株式会社の意見を代表するものではありません。 本記事に記載されている情報は、他の専門家によるアドバイスとは異なる可能性があります。特定の健康上の懸念がある場合は、個別事象の専門家に直接ご相談ください。

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