原点に立ち返る!「健康な髪」の定義と2つのアプローチ

髪の毛と頭皮

抜け毛が増えて自分の髪が薄くなってくると、健康な髪の定義が気になってきます。健康な髪というのは、具体的にどういう状態を指すのでしょうか。

最終的なゴールである「健康な髪」の定義を明確にすることで、日々行っている育毛がより効果的になるでしょう。今回は健康な髪の毛を作るためのアプローチを2点ご紹介します。

健康な髪の定義とは

健康な髪の定義とは、キューティクルがそろっていて、髪の内部に適度な水分とタンパク質が維持されていることを指します。

キューティクルという言葉はよく聞くでしょうが、具体的には髪のどこにあるの?と尋ねられても、答えにくいかもしれません。

キューティクルは毛小皮や毛表皮ともいい、髪の毛の一番外側をおおっているうろこ状の部分です。紫外線や温度の変化など外部の刺激から髪の毛を守る役割をしており、髪の内部にあるタンパク質や水分が流れ出てしまわないように守っている部分なのです。

キューティクルの成分・ケラチンは摩擦に弱い

キューティクルは髪の毛の根元から毛先に向かって、うろこ状に重なっています。1枚のうろこには6~8枚の細胞が密着して層を作っており、健康な髪の毛なら重なり合ったうろこがキレイに並んでいます。

しかし髪の毛の状態が悪くなると、キューティクルのうろこの並び方がグチャグチャに乱れてしまいます。

キューティクルを構成しているケラチンは硬質タンパク質という硬い物質ですが、摩擦にとても弱いのです。そのため、シャンプーの時に力を入れすぎたり、よく乾かさない状態で乱暴にブラッシングをしたりするだけで、すぐに傷ついて乱れてしまうのです。

キューティクルがはがれると、水分もタンパク質も流れ出す

弱っている髪の毛というのは、外側のキューティクルがはがれて、髪の毛に水分やタンパク質がなくなってしまっている状態です。

健康な髪の毛は水分量が11~14%だと言われます。しかしキューティクルが摩擦や乾燥で傷ついていると水分量はどんどん下がり、水分量が10%以下の乾燥毛になってしまうこともあります。

キューティクルがはがれてしまうと、髪の内部にある水分やたんぱく質がどんどん流れだし、切れやすくパサついた髪になってしまうのです。

対策その1:健康な髪を作るには、食事が第一!

ふだんあまり気が付かないことですが、髪の毛も体を構成している一部です。ですから体に十分な栄養が行き渡ってないと、髪の毛も健康になりません。

食べ物の栄養素は、体に摂取されるとまず生命維持にかかわる部分へ優先的に送られます。重要度の高い部分が先に栄養を消費してしまうので、髪の毛など生命活動に関係のない部分への栄養は後回しになります。

もし全体的な摂取栄養素が足りないと、毛根へ回ってくる栄養はどんどん減っていきます。すると新しい髪の毛を作ることができなくなり、すでに生えている髪の毛の状態をキープすることも難しくなります。

女性の場合、ダイエットで食事量を極端に減らしていると髪の毛が弱ってきます。抜け毛が増えて切れ毛や枝毛も増える。同じことが男性にも起こり、栄養バランスの悪い食事を続けていると、髪の毛が抜けた後に新しい髪の毛が生えるまでに時間がかかるようになるのです。

対策には適切な量のタンパク質摂取が効果的

では健康な髪にいい食事内容とはどんなものでしょうか。

髪の毛の主成分であるタンパク質を適度に摂取できるメニューです。健康な成人なら、タンパク質を1日に体重1kgあたり1~1.4g摂取することが目安になります。例えば体重が70kgの人なら、1日に70~98g食べる必要があるのです。

70~98gのタンパク質をとるには、1日3膳のご飯(タンパク質量は約9g)を食べ、昼食に魚や貝類150g(タンパク質量は約25g)を食べ、夕食に肉類を200g(タンパク質量は約40g)食べると、これでやっと約75gのタンパク質がとれる計算になります。

多くの食材からバランスよくタンパク質を摂取する

普段からあまり栄養バランスに気を使っていない人は、タンパク質不足になりやすい傾向があります。コンビニ弁当やお菓子を食事の代わりにする食生活では、髪の毛の材料になるタンパク質が足りません。髪の毛の元になるタンパク質が不足していれば、育毛に良いことを試しても効果があがりにくいのです。

毎日必ず一定量のタンパク質をとるのは大変ですが、なるべくさまざまな食材から栄養を摂取することが大事です。肉や魚だけでなく、卵や大豆製品、乳製品などを組み合わせて、品数の多い食事を心がけましょう。

対策その2:健康な髪には頭皮マッサージが必須

タンパク質を補充したあとは、頭皮マッサージをしましょう。頭皮マッサージの目的は血行を良くすることです。頭皮の血行が良くなれば、血液に乗って各種の栄養素がたくさん毛根に届くことになり、毛根の活動が活発化します。 十分な栄養素が届いた髪の毛はハリやコシもしっかりあり、つやつやしていて、見るからに美しい髪になります。

力を入れないマッサージで頭皮をほぐす

血行促進のために頭皮マッサージは重要ですが、力を入れすぎるとかえって逆効果です。ここでは、頭皮マッサージの上手な方法をご紹介します。

まず5本の指を使って頭頂部を押していきます。生え際に向かって1カ所10秒くらい軽く押せば十分です。

そのまま生え際から頭頂部にむかって、今度は頭皮を持ち上げるように引っ張り上げてみましょう。これも力は要りません。軽く10回でいいでしょう。最後に頭の鉢(耳の上あたり)を手のひらで押さえておしまいです。

おわりに

健康な髪を作るためには、バランスのいい食事と頭皮マッサージの併用が効果的です。

基本的なことですが、このふたつがきちんとできていないと頭皮もキューティクルも元気になりません。すぐに効果が見られなくても、毎日コツコツと続けることで育毛効果も上がってきます。 あきらめず根気よく続けましょう。

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