ヘアサイクルってなに?抜け毛とヘアサイクルの関係性を理解しよう

ヘアサイクル

ヘアサイクルの基礎知識

ヘアサイクルとは、髪が伸び始めてから成長し、そして寿命を終えて自然に抜けるに至るまでのサイクルのことを言います。簡単に言い換えると「髪の毛の一生」といったところでしょうか。

ヘアサイクルは四つの期間から成り立っています。

まず「伸び始めの時期」、次に「成長する時期」、その次に「退化する時期」、最後に「休止する時期」を迎えます。そして休止する時期を経て、再び「伸び始めの時期」→「成長する時期」→「退化する時期」とサイクルを繰り返していくのです。

このヘアサイクルは、毛髪が薄くなる現象と密接な関係があります。特に男性の抜け毛や毛髪が薄くなる現象の原因とヘアサイクルは密接にかかわっていて切り離せません。

髪が伸び始める時期

古い毛が新しい毛に押し上げられるようにして抜けた時から、新しいヘアサイクルが始まります。これが髪が伸び始める時期です。ちなみにこの伸び始める時期は「初期成長期」などと呼ばれることもあります。

新しい髪の毛が伸びて来たら、髪は成長する時期に移行します。

成長する時期

成長する時期を迎えた髪は、ぐんぐんと成長していきます。毛母細胞の分裂が活発に行われることで、毛が製造されて上部へと押し出されていくのです。

この成長する時期は健康な髪であれば、大体2年~7年続きます。

成長の速度は人によってまちまちです。伸びるのが早い人だと、1カ月で1・5センチメートルほど伸びる人もいます。平均的には1カ月に1センチメートル、つまり1年で約12センチメートル髪は成長していきます。

髪の成長スピードですが若い人は伸びるのが早く、加齢に伴い髪が伸びるスピードも少しずつ落ちていきます。

退化する時期

数年かけて成長した髪は、時を経るごとにだんだんと成長が止まり始めます。これが「退化する時期」です。「退行期」と呼ばれることもあります。

毛母細胞の分裂する力が衰え、毛球部の毛乳頭から髪が切り離されることで、それ以上成長できなくなるのです。ちなみにこのとき色素細胞の活動も弱まってしまいます。

退化する時期は2~3週間続きます。

休止する時期

休止する時期に入ると、髪の成長はピタリと止まります。

ゆっくりと休んで休止する時期を終えた毛根は、再び伸び始める時期を迎え、新しい髪を製造してくのです。

髪の毛の寿命とは

ヘアサイクルの終わりが、髪の毛の寿命です。つまりは毛根が休止する時期に入り、自然に抜けるに至った時が髪の寿命では、ヘアサイクルの日数がわかれば髪の寿命がわかるじゃないか!と思われるかもしれませんが、ヘアサイクルは人によって長さがまちまちなのです。また、生えている場所によってもヘアサイクルの長さは変わります。

毛髪が薄くなる現象や抜け毛が進行すると、正常なヘアサイクルが保(たも)てなくなることがあります。そうすると、髪がきちんと成長できずに髪の毛が細くなってしまったり、早く抜け落ちてしまったりするようになるのです。

どんな健康な髪も最後には抜けてしまいます。しかし、なるべく健康な髪を長く頭皮に残すことが、髪を成長させるための対策としては大切になってくるのです。

ヘアサイクルと抜け毛・毛髪が薄くなる関係

ここからはヘアサイクルと抜け毛や毛髪が薄くなる関係について詳しく見てきましょう。

ヘアサイクルは、抜け毛や毛髪が薄くなる現象との関係はありません。髪のトラブルに悩む人の多くは、ヘアサイクルに問題を抱えています。特に全国で約1200万人を超える人が悩まされている男性に多くみられる抜け毛の症状(AGA)はヘアサイクルの乱れが原因で起こります。

女性の毛髪が薄くなる現象も関係はなく、特に更年期以降の女性はこうした女性にも男性にもみられる抜け毛の症状(FAGA)に悩まされている方も多いのです。

ではなぜ、ヘアサイクルが乱れると毛が薄くなってしまうのでしょうか。

AGAとヘアサイクルの関係

AGAとヘアサイクルの関係について詳しく見ていきましょう。そのためにはまずAGAのメカニズムを理解する必要があります。

AGAは、男性の体内物質が姿を変えたDHT(ジヒドロテストステロン)が原因で起こります。このDHTは毛母細胞の増殖を抑制します。つまりは、髪の成長をストップさせてしまうという現象を引き起こすのです。

髪を成長させているのはヘアサイクルにおける「成長する時期」の期間です。本来なら2~7年続くはずの成長する時期を、DHTは短縮してしまいます。

それによって、どのような症状が引き起こされるのでしょうか。まず、髪が十分に成長するだけの時間がないので細く弱々しい髪になってしまいます。また長く伸びることもできず、短い髪ばかりが生産されていきます。そうすると、髪の量自体は減っていないのに、見た目がどんどんと薄くなってきてしまうのです。

もちろん成長する時期が終わるのも早いので、休止する時期に入るスピードも速くなり、以前よりも髪がどんどん抜けていくことになります。

このように、抜け毛や毛髪が薄くなる現象はヘアサイクルと密接に結びついているのです。

健康なヘアサイクルが健康な髪を作る

抜け毛や毛髪が薄くなる現象を元通りにするためには、まずは乱れたヘアサイクルを正常に戻すことが大切です。

先ほどお話ししたAGAの場合、近年良いメソッド薬が開発されています。育毛剤などのメソッド薬をしっかりと使用することで、健康なヘアサイクルを取り戻すきっかけができます。

他にも生活習慣を振り返る、食生活を振り返るなども効果的です。特に大豆製品に含まれるイソフラボンは、女性の体内物質であるエストロゲンと似たような動きをしてくれます。ゴマなどに多く含まれるリグナンにも同様の効果があります。男性らしさを作る体内物質が増えすぎると毛髪が薄くなる原因になってしまうので、食事でバランスをとるのも一つの手です。

またDHTが増える原因の一つには過剰な外的ダメージもありますから、外的ダメージをためないようにこまめに気分転換を行うなどの対処法をとることも大切です。

おわりに

髪の一生を決めるのはヘアサイクルです。ヘアサイクルが乱れてしまっては、抜け毛や毛髪が薄くなる原因となってしまいます。髪を守るためには、健康なヘアサイクルが欠かせません。

育毛剤などを使用するのと同時に、最後にご紹介したように食生活や生活習慣、外的ダメージの軽減などを意識して、健康な髪が育つヘアサイクルを作ってあげてくださいね。

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