「多発性円形脱毛症」の原因とは?多発性円形脱毛症の症状と治療法

頭頂部が薄い男性

脱毛症の一つに、「多発性円形脱毛症」というものがあります。円形脱毛症の一種ですが、脱毛の状態や治療法の違いによって種別されています。円形脱毛症という名前は知っていても、「多発性」という種類を知らない人は意外に多いでしょう。

ここでは、多発性円形脱毛症に関する情報を提供していきます。症状の特徴や原因、治療法などを紹介しましょう。

多発性円形脱毛症の症状

単発性円形脱毛症の場合は一部分だけ脱毛が発生することが多いですが、多発性の場合は頭全体に脱毛が広がるため、早い段階での育毛処置が必要となります。また、毛が生えてきたと思っていても、再び脱毛症状が現れるという特徴があります。継続的に脱毛症が起こる傾向が見られるのです。

また、多発性円形脱毛症は前触れなく直径1〜3cm程度の円形に髪が抜けるため、位置によっては隠しにくいこともあります。脱毛する範囲の広さには個人差があり、症状が現れる場所も決まっていません。 さらに、この脱毛症は脱毛する場所が複数あるため、近くにできた場合は一体化する可能性があります。隣り合わせの脱毛が融合し、大きな円形状の脱毛になる危険性があります。

多発性円形脱毛症の原因

その1 - 頭皮の常在菌の異常増殖

頭皮にはさまざまな常在菌がいます。頭皮を不潔な状態にしていると、その常在菌が皮脂・汗を餌に異常増殖してしまい、多発性円形脱毛症を引き起こすことがあります。洗髪の回数が少ない人は頭部がかゆくなったり、湿疹ができたりして、脱毛症を引き起こす可能性があるため注意しましょう。 腸内環境のバランスが崩れることで常在菌が増殖することもあります。肉食生活を続けて便秘になると、腸内は悪玉菌が増え、皮膚の免疫力が低下します。その結果、頭皮は菌に抵抗できなくなります。

その2 - 生活リズムの乱れ

規則正しい生活を送ることが薄毛対策になると知っている人は多いと思います。詳しく解説すると、体内リズムに合わせた生活リズムを守ることで、冷え症や自律神経の乱れを防ぐことができ、脱毛症になるリスクを避けられるということです。 夜型生活を送っている人は低体温(35度台)になりやすく、免疫力が低下する傾向にあります。汗をかきにくく疲れやすい体質になると、多発性円形脱毛症になるリスクが高まります。 成長ホルモンが多く分泌される時間(22〜4時)に起きていると、頭皮に悪影響を与えます。

その3 - 真菌と白癬(しらくも)菌(水虫菌)

多発性円形脱毛症は、真菌と白癬(しらくも)菌の影響が大きいといわれています。真菌はカビ菌で、繁殖しやすい温度や湿度といった環境で増殖します。白癬(しらくも)菌は水虫菌で、免疫力の低下とは関係なく感染します。 寝具や帽子、かつらを不潔なまま放置すると、細菌が増える環境を整えることになってしまいます。一度繁殖したカビ菌などは、乾燥させても死滅しません。定期的にクリーニングをして、清潔な状態に保つことが大切です。

多発性円形脱毛症の治療法

その1 - 専門クリニックを利用する

多発性円形脱毛症は短期に解決することが難しいものです。長期治療することを覚悟して取り組みましょう。独断でケアすると悪化させる可能性があるため、専門のクリニック(皮膚科など)へ相談する方法が有効です。

医療機関によって治療法はさまざまです。ステロイド剤による治療は一時的な解決法としてはいいでしょうが、根本的な解決にはならないとされています。確実な決め手となる治療法はないに等しいのが現状ですが、早期発見で悪化を防ぐことは可能です。

SADBEという薬品があり、頭皮に塗ることでかぶれを起こし、免疫異常を抑えるという局部免疫療法があります。星状神経節(交感神経)に麻酔を打ち、一時的に働きを休止させ、自律神経のバランスを整えるという治療法もあります。効果には個人差があるため、どれが最適か判断するのは難しいです。信頼できる医療機関を見つけることが大切です。

その2 - セルフケアをする

多発性円形脱毛症をセルフケアで改善する方法があります。栄養バランスの整った食事と十分な睡眠をとることはもちろん、お酒やタバコなどの嗜好(しこう)品を控えることも大切です。ストレスをためず発散させることも求められます。

環境を整えることで、ストレスは軽減できます。家庭環境や職場環境、寝室環境を過ごしやすくすることで、ストレスのない生活が送れるようになります。

家の中で過ごす時間が多い主婦の方は、息抜きに外出したりママ友を呼んでおしゃべりしたり、ストレス解消する方法を見つけましょう。職場の人間関係がストレスになっている人は、社外の人に愚痴をこぼしたり趣味を楽しんだりして、発散させるといいです。

寝室ではアロマを使ったり寝やすい寝具を使ったりすることで、ストレスが軽減されます。自分がリラックスできる環境をつくることで、症状が緩和する可能性が高まります。

おわりに

自然治癒することが多い単発型円形脱毛症と異なり、多発性円形脱毛症は長期治療が基本です。しかし完治しない病気ではありません。セルフケアと医療機関による治療で、改善させましょう。

セルフケアに使える育毛剤をさがす

検討リスト: 0 件
開く
全クリア
TOP