ペットから伝染する水虫が原因で薄毛に?!症状・原因・予防方法を徹底解説!

ペットから伝染する水虫が原因で薄毛に?!症状・原因・予防方法を徹底解説!

日本人の5人に1人は、水虫に悩んでいると言われているのはご存じでしょうか。

水虫は、白癬菌(はくせんきん)と呼ばれるカビの1種で、30種類以上もの菌種があり、ヒトや動物や土などにも感染します。カビは、主に高温多湿の環境を好んで繁殖するため、夏の暑く蒸れやすい季節には発症しやすくなります。よって夏場には、頭部に発症する水虫「しらくも」が発症しやすいと言われています。

例えば水虫は、足裏の角質(ケラチン)をエサに繁殖し、深く根を張ることによって発症します。そのエサとなる角質は、皮膚や爪、髪のもとであるケラチンというタンパク質でできています。そのため、足だけでなく、全身の皮膚や髪や爪にも伝染し、発症することがあります。

その要因には、ヒト同士だけでなく、ペットなどの動物からヒトへの感染もあげられています。頭部の水虫はどのように感染してしまうのでしょうか。その原因や症状、予防方法についてご紹介します。

頭部の水虫の原因とは?

水虫は、白癬菌が発症する部位によって名称が異なります。

足に感染した場合は「水虫」、股間周囲に感染すると「いんきんたむし」、頭部に発症すると「しらくも」と呼ばれます。

頭部の白癬菌感染「しらくも」は、長時間帽子をかぶっていたり、髪の毛を乾かさないで寝たり、枕が清潔な状態でなかったり、身体の抵抗力が弱っているときに感染しやすくなります。また、清潔でないタオルを使用したり、ヘアブラシを共有したり、接触したりすることも、伝染してしまう原因となります。

最近では、柔道などのスポーツを通じて外国から日本に持ち込まれた白癬菌で「トリコフィトン・トンズランス感染症」というものが確認されています。スポーツ中の接触感染が多く、傷口からの感染が考えられています。

ペットの白癬菌はヒトにも感染する

ペットなどの動物からヒトへ白癬菌が感染すること。それは、モミクロスポルム・カーニス感染症と呼ばれており、犬や猫から受ける皮膚疾患のことをいいます。主に皮膚疾患を持っているペットとの接触で発症する場合が多く、外で飼っているペットから感染することもあります。

頭部の水虫「しらくも」の症状とは?

頭部にできる「しらくも」は、感染すると炎症を起こして赤くなり、フケが出やすくなります。症状には個人差がありますが、ひどい場合はかゆみや痛みが伴うこともあります。

しらくもが重症化すると、頭皮が赤く腫れ、抜け毛が増えることもあります。頭皮のかゆみによって、掻きすぎて傷ができ、カサブタや膿(うみ)がでてしまうことがあります。

その症状は円形脱毛症や脂漏性脱毛症などにも似ている点があります。そのため、重症化するまえに治療する必要があります。

以下では、それ以外の白癬菌の感染症による症状をご紹介します。

「モミクロスポルム・カーニス感染症」

ペットなどからヒトへ白癬菌が伝染する「モミクロスポルム・カーニス感染症」は、円形の赤い発疹ができた後に円状に脱毛してしまいます。

この感染症は、重症化することはあまりありませんが、完治までに時間がかかるため、早めに治療することが重要です。

「トリコフィトン・トンズランス感染症」

トリコフィトン・トンズランス感染症は、外国から日本に持ち込まれた白癬菌です。

その症状は、赤い発疹ができ、毛穴の部分が黒く盛り上がり、フケが増えるといったものです。また、円形脱毛症に似た症状もあり、頭部以外の場所に感染することもあります。

頭部の水虫(しらくも)にならないためには?

一般的に白癬菌が皮膚に付着しても、24時間以内にきれいに洗い流すことができれば感染を防ぐことができます。しかし、傷口からの感染の場合は12時間で感染すると言われています。

頭部に付着した場合は、頭皮の毛穴から白癬菌が侵入し、感染しやすい状況といえるため、頭皮や髪の毛を清潔な状態にしておくことが基本といえるでしょう。

ここでは、日常的に気をつけておきたいポイントをご紹介したいと思います。

シャンプーを丁寧に行う

頭部の白癬菌は、一日シャンプーせずに寝てしまったり、髪の毛が不潔な状態で寝てしまったりすると発症してしまう可能性が高くなります。そのため、寝る前に入浴し、シャンプーをしておくことで、頭皮や髪を清潔で健康的な状態にしておくことが予防につながります。

シャンプーを行う前には、必ずブラッシングで髪についた汚れやほこりを取り除き、シャンプーする前に頭皮と髪を十分に洗っておくことが重要です。

それに加え、シャンプー剤を過剰に使って洗髪することも注意が必要です。皮脂を余分に取り除いてしまうことで、過剰な分泌を招いてしまうことから、白癬菌の感染拡大につながります。

ドライヤーでしっかり乾かす

シャンプーをした後は必ずドライヤーで髪の毛を乾かしましょう。白癬菌は、高温多湿の環境を好みます。そのため、ドライヤーで乾かさず寝てしまうと、体温と水分のバランスが白癬菌にとって好環境になっているため、感染拡大しやすい状態になります。しっかり丁寧に乾かすことが大切です。

清潔な枕を使う

枕は、毎日の寝汗などの汚れが付着し、雑菌だらけの環境になりやすい状態です。毎日枕を洗うことは大変なので、枕の上に清潔なタオルをかぶせて寝るようにしましょう。できるだけ毎日変えることで頭皮や髪の毛の清潔は保たれます。

お休みの日で天候が良ければ枕を日干ししたり、枕カバーを洗ったりしましょう。

ペットを飼っている方は、ペットや部屋の清潔も心掛ける

ペットを飼っている方は、まずペットにフケや皮膚トラブルがないか注意しましょう。もしもペットが身体を掻いている場合には、そのフケや角質が部屋中にちらばっている可能性があります。それに気づかず、手や頭に付着してしまい、白癬菌に感染してしまう危険性があります。

そのため、ペットに皮膚トラブルがあった場合はなるべく早く病院で治してもらうようにしましょう。そして、部屋を清潔に保ちましょう。

ご家族の場合は、みんなが感染してしまう恐れもあるので、よくくつろぐ場所にペットがいる場合には、こまめに掃除機をかけたり、拭いたりすることで予防することができます。

おわりに

頭部の水虫(しらくも)は、頭皮や髪の清潔さを心掛けることによって感染を防ぐことができます。それだけではなく、頭皮や髪が健やかな状態を保つことは、薄毛予防の観点から見ても必要なことです。

万が一、しらくもを発症してしまった場合は、皮膚科へ受診しましょう。

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