緑茶を飲むことで薄毛対策になる?緑茶の育毛効果はいかに

緑茶のイメージ

日本人になじみ深いお茶『緑茶』。その緑茶に薄毛改善や育毛効果があるという話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

しかし、その効果については意見がまとまっておらず、効果があるという人もいればむしろ逆効果だという人までいます。ここでは緑茶の詳しい成分やその効能を解析した上で、髪の毛との関係を解説していきます。

緑茶の成分と効能を知ろう

まず緑茶とは何か、という基本的なところからお話していきましょう。

緑茶というのは『チャ』という植物の葉から製造されます。チャはツバキ科ツバキ属の常緑樹です。髪に良いと有名な、つばき油が取れるツバキとチャは、実は同じ科に属しているんです。

そのチャの木から取れた葉を使用して緑茶、ウーロン茶、紅茶といったお茶類が製造されます。これらはすべて同じ葉から作られています。緑茶は不発酵茶、ウーロン茶は半発酵茶、紅茶は発酵茶と製法によって種類が分けられます。最もよく飲まれている煎茶の他にもほうじ茶や玉露、番茶など日常でよく聞くお茶の類いも基本的には緑茶の一種です。今回はポピュラーな煎茶をメインにお話していきます。

緑茶の成分

ここからはもっと詳しく、緑茶に含まれる成分について見ていきましょう。

緑茶に含まれるメジャーな成分といえば『カテキン』『カフェイン』ですよね。実は、その他にも煎茶にはさまざまな成分が含まれています。カテキン・カフェイン以外の成分としては『テアニン』『ビタミンC』『カリウム』『葉酸』などがあります。微量ではありますが『マグネシウム』『リン』『鉄分』といった成分も含まれています。

緑茶は、たった一杯の中にもさまざまな成分が含まれているすごい飲み物なのです。

緑茶成分による効能

今度はそれぞれの成分が身体にもたらす効能についてお話しいきます。

まず『カフェイン』ですが、こちらはおなじみの眠気覚まし効果が期待できます。あとは利尿作用があるので、身体から毒素を排出する手助けをしてくれます。

次に『カテキン』です。カテキンにはさまざまな効能がありますが、最近話題になっているのが抗がん作用ですね。カテキンががん細胞を自死に導くというニュースに驚かれた方も多いのではないでしょうか。その他にも抗酸化、血中コレステロールや血圧の上昇抑制、抗アレルギー・抗ウイルス作用も持ち合わせています。体脂肪の蓄積抑制にも効果があるとされていますから、ダイエット中の方にもうれしい飲み物です。

その他成分も見過ごせない効能があります。『テアニン』にはリラックス効果&血圧上昇抑制効果が、『ビタミンC』は肌に良いだけでなく抗酸化作用も持ち合わせています。赤血球や細胞の新生に必要な『葉酸』、細胞外液の浸透圧を維持してくれる『カリウム』も重要な栄養素のであり、緑茶にはバランスよく含まれています。

緑茶と髪の毛の関係

ここからは気になる緑茶と薄毛対策や育毛対策との関わりについてみていきましょう。

まず、「緑茶は薄毛や脱毛対策、そして育毛に効果があるのか?」という疑問にお答えします。ズバリ、「効果は期待できるけれど、過大な期待は禁物」といったところです。

緑茶には前述したようにさまざまな効能がありますが、それらはすべて髪にとって遠回しに良い効果を促すものであり、直接的な効果をもたらすものではありません。野菜と同じで、身体を内側から健康にしてくれる手助けをしてくれますが、飲んだだけで薄毛が改善!といったものではないのです。

緑茶は髪に良い成分がたくさん含まれている!

とはいえ、緑茶に含まれる『ビタミンC』は髪の毛の土壌となる頭皮に必要なコラーゲンを増やすのに重要な役割を果たしますし、『カフェイン』や『カリウム』は身体から不要な物質を排出する手助けをしてくれます。

そして『カテキン』をはじめとする緑茶に含まれる成分が持つ抗酸化作用は、加齢に伴い処理ができなくなっていく活性酸素を消去してくれます。活性酸素は頭皮を老化させ、それによって薄毛が進行するともいわれているので、これらを消去してくれる緑茶はやはり髪にとって強い味方となってくれるでしょう。

緑茶シャンプーに効果はある?

緑茶で頭皮を直接洗う緑茶シャンプー。一時期流行したので、ご存じの方もいらっしゃるかと思います。

緑茶シャンプーの効果ですが、「良くもないけど悪くもない」といったところでしょうか……

ほとんど、気持ちの問題と思っていただいて良いと思います。

緑茶の中でも代表的な成分である、「カテキン」の分子量ですと真皮までは到達しますが、その奥にある血管壁は超えられませんし、カテキンの効能的に肌へ浸透させるメリットは少ないように思います。その他の成分に関しても同様です。

特に頭皮を洗うメリットはないですが、今のところ目立ったデメリットもないので、緑茶の香りが好きな方は続けてみても良いのではないでしょうか。

ただ、緑茶に関しては経皮摂取するよりも経口摂取した方が効率は良いでしょう。

緑茶と髪の正しい付き合い方

せっかく緑茶を飲むなら、おいしく成分をしっかりと取れる飲み方を試してみませんか?

まず緑茶の淹れ方ですが、水は水道水で大丈夫です。水はカルキを抜くためにもしっかりと沸騰させます。煎茶の場合、茶葉はお湯90mlに対して2gを用意します。お茶を淹れる適温は90℃です。お湯を注いでから1分間浸出し、湯飲みに注げば完成です。

ちなみに玉露等茶葉によって適切な淹れ方は変わるので、せっかくなら茶葉に合わせてこだわってみてくださいね。

飲みすぎに注意しよう

緑茶は基本的に身体に良いのでどんどん飲みたいのですが、やはりカフェインが含有されているので飲みすぎには注意が必要です。カフェインを過剰摂取すると、下痢や不眠症、胸やけ等、体調や気分に変調をきたすことがあります。

煎茶は100mlに大体20mgのカフェインを含んでいます。カフェインの一日の推奨摂取量は250mg以下とされていますから、緑茶だけで考えるなら1200mlまでなら問題ありません。

ただし茶葉の量や種類、淹れ方によってもカフェインの含有量は変化しますから、一日の摂取量は上記の量より気持ち少な目にしておいたほうが安心でしょう。

髪と緑茶の付き合い方

緑茶は上手に付き合えば、脱毛や薄毛を防ぎ、育毛を促す健康な頭皮作りに役立ってくれます。毎日コツコツと続けることが大切です。

ちなみに緑茶は身体を冷やすので髪にも悪いという意見がありますが、正確には緑茶に身体を冷やす効果はありません。東洋医学で緑茶には「涼」の作用があるとされていますが、これは緑茶に含まれる殺菌作用や血圧の上昇抑制作用のことを指しています。身体を冷やすという意味ではありませんから、安心して飲んでくださいね。

おわりに

結論として、緑茶は育毛や脱毛予防にすぐに効果を発揮するわけではありません。しかし、頭皮にいいだけでなく身体にも良いことづくしの飲み物です。

嗜好(しこう)品としてだけでなく日常の飲料として積極的に摂取していきたいですね。

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