雨にぬれるとハゲるっていわれているけど本当?都市伝説ではないの?

雨が降っている街

雨にぬれるとハゲるという話があります。急な雨に降られたときなど、びっしょりとぬれてしまい、それだけでもつらいのに、ハゲてしまうと思ったらやるせないですよね。

しかし、結論からいうと、雨にぬれるとハゲるというのは根拠のない都市伝説です。

ではどうしてそのような都市伝説が生まれてしまったのでしょうか?これには今の社会において、避けられない公害として話題になった酸性雨が関係していると考えられます。

酸性雨は多くの森林を立ち枯れさせ、ハゲ山に変えてしまいました。その印象が深く心に刻まれて、雨にぬれたらあの木々のようにハゲるに違いないと思ってしまったのでしょう。

とはいえ、酸性雨は現在でも降り続いています。そして以前より改善されたとはいえ、決して無害というわけではありません。ハゲないといっても、髪によくない影響を与えることは確かなのです。

そこで今回は、酸性雨というものがどういうものなのか、どうしてハゲないといえるのか、また、髪が傷まないようにするにはどうしたらいいかなどを、詳しくご紹介します。

ハゲるといううわさの元は酸性雨

酸性雨は工場の排煙や自動車の排出ガスなどを原因とした、酸性に偏った雨のことです。ガソリンや石油、石炭などを燃やした細かい灰のようなものが空中に散布されて雨粒の核となります。

それが大気中で紫外線などと反応して酸性物質となったものが酸性雨と考えるといいでしょう。ようするに私たちが快適に暮らすために使っている化石燃料が大本の原因といえるのです。

いまだに私たちは生活を快適にするためには、化石燃料を燃やす必要があります。そのため酸性雨は降り続いています。その影響で森林が枯れ、歴史的建造物は崩れてしまっているのです。

近所の公園などにあるモニュメントなどがすぐにみすぼらしくなってしまうのを見たことはありませんか?身近なところにも酸性雨の影響は大きく出ています。そしてもちろん人体にも影響はあると考えられているのです。

雨で髪は傷むがハゲはしない

いくら酸性雨とはいえ、ハゲになるほどの影響は与えないといわれています。もともと、人体の肌の表面は弱酸性に保たれていて、少々の酸性なら問題ありません。

平成18年から平成22年に掛けて行われた環境省の調査では、東京で降った酸性雨で平均PH4.75となっています。酸性は数値が小さくなるほど強いということになるのですが、お酢がPH2程度、塩酸がPH0ぐらいです。中性はPH7で純粋な水がこの値になります。

酸性雨はお酢から見ると弱く、純水から考えると強いということがわかりますね。そう単純なものではないのですが、薄めたお酢を浴びていると思えばなんとなくわかるのではないでしょうか。

ただ、やはり酸性雨は元が有害物質ではあるので、酸性が強くないといっても害があることは確かです。公害で健康被害が増えた時代があることを考えれば、危険であることは間違いないでしょう。

また、すぐにハゲることはありませんが、雨にぬれてそのままにしておくと、髪や衣服などが傷んでしまいます。口や目に入るのもちょっと怖いですよね。その危険性を考慮して、雨にぬれたら決してそのままにはしないようにしましょう。

雨にぬれた髪はきちんとした手入れが必要

酸性雨には工場の排気や車の排気のチリが、大気中で何らかの影響で酸性物質に変化したものが含まれていると説明しました。それは量としてはほんの微量なものですが、毒性のある重金属などが含まれていると考えられます。

このような物質には人によって体がアレルギー反応を起こす場合があります。アレルギー反応を起こすと、多くの場合皮膚がヤケドをしたような炎症になり、頭皮が荒れてしまいます。

酸性雨のような毒性物質ではなく、ただの有機物が含まれた雨である場合もあります。そういったものは危険が少なそうですが、今度は雑菌の繁殖が心配されます。雨にぬれた後髪が臭くなるのは雑菌が繁殖しているためです。

また、ただの水だったとしても、ぬれたままで放置しているのは危険です。髪の表面を守っているキューティクルが開いた状態になり、傷みやすくなってしまうのです。これらのことを考慮すれば、早めに髪を洗って、負担の少ない温度のドライヤーで乾かしたほうがいいでしょう。

おわりに

雨にぬれるとハゲるといううわさは都市伝説だったわけですが、雨にぬれた状態で長時間放置していると、髪や頭皮の状態が悪くなります。

他にも先に説明したように、人間が快適に暮らすために排出された有害物質で生まれた酸性雨は、髪や頭皮を傷める原因になることがあります。ハゲるというインパクトの大きい注意は、確かに大げさではあります。

でもその警告が意識にあって、頭がぬれないように工夫するということであれば、それは髪や頭皮にとって有効な対策といえるでしょう。雨にぬれるとハゲるという言葉は間違っているとしても、育毛の観点からすれば、雨にぬれないための有益な指針ともいえます。

最近はゲリラ豪雨などのように、全く予期しない大雨が突如として降り出すことも多いですが、ぬれたまま行動するようなことは避けましょう。頭皮や髪が傷んでしまえば、そこからハゲが進行することも確かにあるのですから。

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