頭皮が乾燥する3つの原因とおさえておきたい3つの頭皮ケア方法

髪を気にする男性

薄毛や抜け毛が気になるときは、頭皮の乾燥にも気を配りたいものです。頭皮は髪の毛を生み出す場所ですから、乾燥した状態ではヘアサイクルも順調に進みません。

そこで今回は、頭皮が乾燥する原因と対策をご紹介します。健康な頭皮は地道な地肌ケアから生まれます。

原因1:頭皮の過剰な皮脂分泌

頭皮が乾燥するのは、肌がキープできる水分量が少なくなっているからです。

頭皮が水分を捕まえておけない理由はさまざまですが、大きな原因は三つあります。ひとつは頭皮の皮脂分泌が多くなりすぎていること。次に頭皮のターンオーバーの期間が短くなっていること。そして最後が紫外線の影響を受けていることです。

まず、頭皮の皮脂分泌について見てみましょう。

つい忘れてしまいがちですが、頭皮も皮膚の一部です。ですから頰や額と同じように皮脂腺があり、そこから汗や脂を分泌しています。実は頭皮は顔よりも皮脂腺が多く、とても脂が分泌されやすい場所です。

そして皮脂が多量に分泌されていると、頭皮は乾燥しやすいのです。

皮脂と常在菌のバランスが大事

頭皮で皮脂や汗がたくさん分泌されると、頭皮にいる常在菌のエサが増えるため、菌も増えます。通常の状態なら常在菌は決して悪い菌ではありません。

表皮ブドウ球菌のように頭皮に雑菌が繁殖するのを防いでくれるものもありますし、特に問題のないマラセチア菌もあります。頭皮上の皮脂膜にはたくさんの種類の常在菌があり、常在菌と皮脂がバランスを取り合ってうまく共存しているのです。

ところがストレスや生活習慣の乱れが原因で皮脂の分泌量が異常に増えてしまうと、それをエサにする常在菌が異常繁殖することがあります。

こうなると頭皮上の皮脂と常在菌のバランスが崩れて頭皮が水分を蓄えておけなくなり、乾燥がどんどん進んでしまうのです。

対策:乾燥を防ぐシャンプーを使い、そっとマッサージ

過剰な皮脂分泌による乾燥を防ぐには、地肌ケア用のシャンプーがおすすめです。

刺激の少ない地肌ケア用のシャンプーを使えば、頭皮の必要な常在菌まで洗い流してしまうことがなく、適度に皮脂汚れを落とすことができます。

また、シャンプーの時にはぬるま湯を使って優しく洗いましょう。

皮脂分泌が増えすぎている頭皮はとてもデリケートです。強い刺激を与えると頭皮を守ろうとして皮脂がさら分泌されるので、指の腹を使ってそっと優しく洗いましょう。

原因2:頭皮のターンオーバーが早くなりすぎている

頭皮も皮膚の一部なので、顔と同じようにターンオーバーを繰り返しています。ターンオーバーとは、新しい皮膚が生まれて古い皮膚が剝がれ落ちるサイクルのことです。

皮膚の一番外側にある表皮は、外側から見ると角質層・顆粒層(かりゅうそう)・有棘層(ゆうきょくそう)・基底層(きていそう)の順に並んでいます。新しい皮膚は基底層で生まれ、次第に上に押し上げられて一番外側の角質層に到達します。すると古い皮膚がはがれて新しい皮膚が外側に出てくる。この一連の動きが、ターンオーバーです。

頭皮のターンオーバーがみだれると、新しい皮膚がきちんと出来あがる前に外に押し出されてしまいます。成長しきっていない皮膚は水分を保持する力が弱いため、乾燥しやすくなるのです。

こうしてターンオーバーの期間が短くなればなるほど、頭皮はどんどん乾燥していきます。

対策:低刺激のシャンプーかお湯で流すだけにして、刺激を減らす

頭皮のターンオーバーを正常に戻すには、頭皮への刺激を極力おさえることが肝心です。

頭皮がピリピリするときやかゆみがある時やふけが多くなったという時は、頭皮乾燥の危険サイン。頭皮のバリアー機能が低下している証拠です。

対策としては低刺激のシャンプーに変えるか、お湯だけで汚れと皮脂を洗い流す、お湯シャンプーに切り替えましょう。

そしてシャンプーは1日に1回にとどめます。これは、シャンプーのし過ぎで頭皮をおおっている皮脂バリアーを流してしまわないためです。乾燥が気になる時こそシャンプーの回数を少なくして、皮膚の皮脂と常在菌を洗い流さないようにするのが大事です。

原因3:頭皮が浴びている紫外線が乾燥をすすめる

頭皮の乾燥は内部から進むとは限りません。外部からの紫外線も大きな原因です。

紫外線は空気の中で散乱するため、曇りの日でも日陰でも、日なたと同じくらいの紫外線を浴びています。屋外では、紫外線は地面や建物に反射するため、顔や頭皮は全方向からの紫外線にさらされているのです。その結果、頭皮は顔の2倍以上の紫外線を浴びているといわれます。

顔や腕などの日焼けは気にしても、頭皮の日焼けはあまり気にする人はいません。しかし頭皮が紫外線を浴びると皮脂が酸化して毛根が萎縮し、髪の毛の成長をさまたげることになります。また薄毛の人は紫外線を浴びる量がより多くなり、日光角化症になることもあります。

対策:麦わら帽子で紫外線をシャットアウト

紫外線を防ぐには、とにかく帽子が効果的です。夏は麦わら帽子をかぶって、紫外線防止と通気性の確保をしましょう。

そして屋外で長時間すごした日は、シャンプーを低刺激タイプに変えてブラッシングも控えめに。できれば保湿コンディショナーを使い、頭皮が失った水分と適度な油分を補給します。

おわりに

頭皮の乾燥の原因は、体の内部からくるものと外部からくるものがあります。両方を防いで地肌にうるおいを取り戻すには、敏感になっている頭皮に刺激を与えず、必要な水分をおぎなう方法を考えましょう。

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